1986-04-24 第104回国会 参議院 対フィリピン経済援助に関する調査特別委員会 第2号
○国務大臣(平泉渉君) 外務大臣が言われたとおりだと思いますが、従来ともこの援助のプロジェクトというのは日比両国政府が本当に合意したと、そういうものであろうと思いますから、新しいフィリピン政府が一つの要求があると、こういうことであれば、また日本政府がそれに合意できるということであるならば、それはまたひとつ大いに考慮しなきゃならぬと思うわけでございます。
○国務大臣(平泉渉君) 外務大臣が言われたとおりだと思いますが、従来ともこの援助のプロジェクトというのは日比両国政府が本当に合意したと、そういうものであろうと思いますから、新しいフィリピン政府が一つの要求があると、こういうことであれば、また日本政府がそれに合意できるということであるならば、それはまたひとつ大いに考慮しなきゃならぬと思うわけでございます。
フィリピン政府はこの条約をモデルにしてさらに西欧諸国との通商航海条約の交渉の準備をしている旨の報道も最近伝えられており、この条約の持つ歴史的な意義は日比両国にとってそれぞれ深いものがあると思われます。
今回の日比賠償交渉に当っても、アメリカは日比両国に圧力を加えてきたことは明らかであります。それは、昨日のシーボルト氏の声明によって明らかになっておるところであります。
○政府委員(下田武三君) この日比両国間の暗黙の了解といたしまして、この賠償協定が発効するときには同時に平和条約も日比間について発効するという前提があるわけでございまして、従いましてフィリピンは署名はしておるがまだ批准はしていないという関係におきまして、すでに署名した条約を援用いたしまして、規定の趣旨に従って行動するということを書いたわけでございますが、そこで御指摘のように、ビルマの賠償協定には、賠償協定
翌十八日から二十九日まで八回にわたり委員会を開き、重光外務大臣から提案理由の説明を聴取した後、高碕国務大臣から日比両国間の賠償交渉の経過について報告され、続いて、鳩山内閣総理大臣、重光外務大臣、高碕国務大臣、石橋通商産業大臣、一萬田大蔵大臣並びに政府委員に対し質疑を行い、また、産業界及び財界の代表者を招致して参考意見を聴取する等、慎重審議を遂げたのであります。
(拍手)去る五月九日に本協定の調印が行われました際、フィリピン共和国のマグサイサイ大統領は、この賠償協定の調印は日比両国の関係に新しき時代を画するものであるとの声明を発しておるのでございます。
これは申すまでもございませんが、去る五月の九日に本協定の調印が行われましたときに、フィリピンのマグサイサイ大統領が、この賠償協定の調印は日比両国の関係に新しい時代を画するものであるとの声明を発しておるのでありますが、私は思うに、フィリピンの国民といたしましては、他国の戦争によりまして、罪なくして、あるいはまたゆえなくして、生命や財産に重大な損害や苦痛を受けたのでありまして、いかに膨大な物的賠償を受けてもなおかつ
○岡崎国務大臣 これはたびたび申しました通り、今出しておるのは日本側の提案じやないのであつて、フイリピン側もいろいろかたきを忍んでそこまで来たでありましようが、日本側も非常にかたぎを忍んでそこまで来たので、これは日比両国政府間の共同の案百でありまして、従つてこの案が一度きまつたときに、それからさらに譲歩しろということを日本側にだけしいるのは当を得ておりまません。
○国務大臣(岡崎勝男君) 四億ドルの問題につきましては、まだ実はこれから正式交渉が行われるのでありまして、我々といたしましては、国民の負担能力もありまするから、でき得る限りこれを少額にいたしたいと、は考えておりますが、同時にフイリピン等の経済的な困難と、若し日本がこの賠償によりまして相手方の富を増すようなことができますれば、従つて今度は日本の品物を買い得るような情勢になりますので、これは日比両国のために